あらためて・・・システムコーチング®とは?

更新日:2015/10/22

システムコーチングとは法人向けに組織開発を、
個人向けには家族・カップルへのコーチングを、
提供するうえでのベースとなる理論体系であり、ツールやテクノロジーがシステムコーチング®となっています。

業務内容では、紹介しきれていないこのシステムコーチングについて、ここでご紹介していきます。

システムコーチング®とは
米国発の組織開発の一つの手法で、さまざまな組織の中の関係性を扱うコーチングです。
CRR Global(The Center for Right Relationship)により、世界20ヶ国で展開しています。

日本では、2009年より株式会社ウェイアップのCRR部門が提供しています。ウェイクアップ社は、パーソナルコーチングの分野ではCTIという部門を有し、コーアクティブ®コーチングも提供している会社です。
弊社も現在ウェイクアップ社CRRが提供しているこのシステムコーチングの応用コースを修了し、現在、資格コースにて鋭意トレーニング中であり、法人向けの主力コンテンツとしてご提供していきたいと思っています。

さて、では、従来のコーチングとどう異なるのでしょうか?

一言で言うと、システムコーチングは、
「個人ではなく、二人以上の人が集まる組織(法人・職場・チーム)・家族・カップルの関係性に対して行うコーチング」
のことを指します。

「そう言ったチームを扱うチームコーチングもあるけど、それとも違うの?」

そんな声も聞こえてきそうなので、パーソナルコーチングとの違いも含めて、スライドにて図解してみました。

パーソナルコーチング(スライド左側)は、
相手の気持ちに共感しながら、質問を重ねることで本来持っている自分自身の答えを引き出し、行動を促します。前述のコアクティブコーチングもその一つであり、本来の自分らしさからありたい将来や人生への選択を促す対人支援です。

他方、チームコーチングの1形態がシステムコーチングであるのですが、
その違いとしては、一般的なチームコーチング(スライド中央)が、チームメンバーの考えを引き出して、すり合わせ、合意形成を図り問題解決していくことを主眼としているのに対して、

システムコーチング(スライド右側)は、
そのチーム自体を一つのシステムとして、それがあたかも生きている存在であるがごとく扱いうことで、その場に現れにくい、メンバーの声なき声を拾い出し、システム全体を明らかにして、それ自体が風通しが良くなるように関わっていくコーチングを指します。

このシステムコーチングを実施することで、
参加しているメンバー間の肯定性が高まり、尊重しあえるように意識することで、メンバーが意図的自覚的にそのシステムに関わることを促します。その結果、組織自体が自律的に動き出し、自ら問題解決に向けた雰囲気を生み出すことになります。

なぜ、このシステムコーチングが必要なのかについては、業務内容の組織開発のパートを参照ください。

背景となる理論として、
アーノルドミンデル氏の提唱するプロセス指向心理学、システム理論、組織開発理論EQ、ポジティブ心理学、etc、があります。
特にプロセス指向心理学でも提唱されている「深層民主主義(ディープデモクラシー)」という考え方が根幹に根差しており、「すべての声は聞き届けられるべきである。」という姿勢を大事にしています。

それらを象徴するシステムコーチングのメッセージとして、

「誰もが正しい。けれども、全体から見ると一部だけ正しい。」

というものがあります。

こんな、姿勢を大切にしながら、その関係性(=システム)に関わることで、
既存の問題解決では、いかんともしがたい、さまざまな課題が内在している組織や家族・カップルが活性化していくことを支援していくものです。

まだまだ、新しい考え方、取り組みではありますが、目に見える構造や制度変更だけでは変わりにくい「組織の内面」からの変容を促していける可能性に富んだ取り組みだと今後の発展を期待し、また、自らもそれに貢献できれば思っています。


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