親の介護を引き受けたら始める3つの取り組み(1)

更新日:2015/07/14

2015-07-13 13.20.30それでは、さっそく、3つの取り組みのうち、その1をご紹介していきます。

取り組みその1:専用のノートを一つ用意する。

今日、改めて引き出しの奥からその介護ノートをめくってみました。

02年1月5日~とありますので、私の記憶通り父が亡くなる約2年半前からこのノートをつけ始めています。

最初はかなり力が入っていたのでしょう。

手書きでのメモをそのままここに書いてみると・・・

長期的目標
「両親が幸せに老後生活をおくってもらう」

・二人にとってそれはどんなことか?
・今でも可能?
・金銭面?
・我々の支援はどれほど期待?
・区やケアセンターの支援はどうか?

「我々一家も、それぞれの夢の実現させる生活を確保する」
・今の生活を維持すること。妥協できるポイントは?

短期的目標 3カ月を目途(~4月)
父のリハビリ体制の確立、→デイケアセンターへの通院、ショートステイも可能にする。

・母親の精神的ケア
抱えている問題は?
金銭面でのフローの把握
病気にかかってないか?
ヘルパー、ケアマネジャーとの信頼関係の構築

具体的行動
・週一ペースの訪問とリハビリ、食事指導
・母との会話による問題の洗い出し
・各連絡先(親戚、不動産関係、大家、お店関係)の把握

留意
・感情的な発言をしない。
・相手を尊重する。
・反撃行動に過敏にならない。

・・・とここまでが1ページ目

本当に大したことは書かれていない。クエスチョンマークばかりです。笑
でも、いかにわかっていないかを知ることから始まるのだなあ~と見てみてよくわかりました。
それでも具体的な行動を列挙して、親との会話では決して感情的にならないように戒めているのは、取り組む姿勢が垣間見られますね。

こんなことを一度お書き出しておき、その後のページは実際に母親から今の経済状態や母から聞き出した理想の状態などがメモされていました。

最初は頻繁に書いていましたが、1年以上かかれていない時期もあり、そんなにマメに活用していなかったけれど、
結構大事なことはここにすべてメモされていました。

どんな内容がメモされていたかを分類してみると・・

1.自分の介護するにあたっての疑問点やアイデア、確認事項の列挙

2.節目節目での経済状況や保有資産のメモ(当初、父逝去後、母親の施設入居時、母逝去後)

3.どこに何がしまってあるか(権利書、銀行通帳、タンス預金、金庫の番号、ハンコ等)

4.ケアマネ、デイケア先、大家さんなどからの連絡や指摘事項のメモ

こんな分類が出来るかと思います。

時に一人で構想を練りながら、疑問点をクリアにしていく。
すると、自ずと親の願っていることや経済状況の把握が大事になり、そのあたりを常にこのノートにメモしてメンテナンスをしていたようです。
そんななか、父親の介護サービスについてのやり取りや、母親の状況をケアマネさんと相談した時のメモがある。
どこに何があるか?はどちらかというと、頻繁に通うようになって、任せてもらえるようになって、徐々に開示してくれて、それがメモされてる感じ。

そんな形で利用していました。
意外と親からの申し送り事項のメモは少なかったな~(葬式はこじんまりと!くらいだった)

この内容とにらめっこして、父亡き後もうまく経済的に回るようにコンサルしたり、
実際に残った資産を有効活用し安心して暮らしいくために、さまざまなものの整理や片づけを実施していきました。

施設に母を預ける段では、はたして金銭的にそれが可能かどうか、入念にミュレーションをしていたページなどもありました。一番、このころが精神的にも経済的にも厳しかったような・・・

そして、施設に預けてからのページには、
2の延長上に見えてくる遺産分割協議にあたっての素案やら、残った実家の50年以上にわたる残置物・・・(泣)
の片づけをどうしていくか・・・
そんなことに頭を悩ませていたことがよくわかったりします。

でも、このノートを持つことであらゆる介護への選択肢や逝去後の相続問題にも安心して対処できる。

それがお分かりになるかと思います。

何か日記のようにつけるものでなくていいのです。要所要所できっちりとメモしておく。

そして、時に先々のことを構想するためにこのノートを活用する。

ぜひ、このノートを作成を早めに作成しておくことをお勧めします。

そして、ここから親の介護は始まるのです。


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