親の介護を引き受けたら始める3つの取り組み(2)

更新日:2015/07/15

2015-07-12 07.03.13 HDR-2さて、二つ目の取り組みについて、ご紹介します。

2.定期的に実家に通う

これは、自分が親と離れて暮らしていた経験からお話しているので、ここはやはり外せない。
そして、一緒に暮らしている方は尚のこと、気を付けるべきエッセンスがあるので、読んでみて下さい。

よく、コーチングの世界で、コミュニケーションは質より量!

という原則がありますが、やはり、滅多に行かないで、たまに来て、気になることをあたり散らして帰られたら親もたまったものではありません。

なので、ある程度定期的に行くことは必要のような気がしています。

定期的に訪問するためのポイントを3つ上げると

1.必要以上に長居しない。

2.問題解決のために行かない。

3.自分のために行く。

の3点になりますか。

1.必要以上に長居しない。

私の経験からは、安定期(特に要介護度が進んでいない時期)は月1回程度、
週末、金曜日の夜に実家によって、ビール飲んでご飯を食べて、その後、自宅に帰っていました。
当時は絶対泊まらないで、帰るようにしていました。私の家族とは、その約束で行くことが出来たのです。

しょっちゅう、実家に入り浸ってるダンナって、傍から見てどう思います?

・・・ちょっと、引きますよね。

嫁との信頼関係を保つ上でも、これはしっかり守っていました。
しかし、父が亡くなった後の実家の片づけ時、
母がいよいよ自分でルーチンワークが出来なくなってきて要支援状態になった時は、
毎週、金曜に泊りで行くようにしていました。
日曜は自宅での家族とのコミュニケーションを優先しました。
とはいえ、私も仕事のある身。月に2回ほど土曜出勤の日もあり、そこはごめんなさいしながら通っていました。

2.問題解決のために行かない。

実家に行くと、ついつい、色んな所に目が行きます。

あれはこうした方がいい!

こちらは、良かれと思ってアドバイスするのですが、
親はできれば何もいじたくはないのです。
変化させることを嫌います。一生懸命に覚えていようとしているのです。

それは、尊重してあげないと・・・

やってくれるとなると、依存し始めちゃうしね。
すると、ボケ始めます。
なので、自分のやりやすい様にあえてほっぽっときました。
おかげで、母が亡くなってからの片づけは相当大変でしたけどね。

それって、こっちの都合でしかない。腹をくくってあきらめましょう。

3.自分のために行く。

継続して通い、母とよりいい関係になっていけたのは、

「自分自身を知りたくて、母と話をしていた。」

ということも大きいと思います。

ちょうど、そのころ、コーチングのトレーニングをしていて、
自分という存在について、深く探求していくと、
自ずと自分の出自について、知りたくなってきました。

自分の母方の爺さん婆さんが、どんな、思いで東京に出てきて、
そして、この地に落ち着き、店を開き、
母はどんな思いで父と出会い、私たちをどんな期待をもって育ててくれたのか?

そんなことに好奇心が生れてきたのです。

金曜の夜に「家」の過去を紐解く語り部のように語りだすことで、
母は何か表面的なこういう形で家を継せたい!ということ以上のものを
私に渡してもらえたような気がしています。

そして、お互いのこだわりや、執着も少しづつ解けていったのです。

なので、途中からは、親のために、しょうがないから行くのではなく、自分を知るために通っていたのかもしれません。

それが、結果として、母親との信頼関係を増すことになり、
土曜日の別れ際にも、私が来てくれたことに母は感謝して別れられるようになったのだと思います。


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