介護者(ケアラー)が知っておきたい医療と介護の違い(1)

更新日:2015/07/21

2015-07-18 18.46.50介護者(ケアラー)が知っておきたい医療と介護の違い

1.健康保険と介護保険は似て非なるものだが、相互に補完しあうもの。
2.それぞれ得意分野、縄張りがあり、目指しているゴールが違う。
3.よって、介護者とのカウンターパート(窓口)はそれぞれ異なる。

それでは、医療と介護の違いを三つのポイントで整理していきたいと思います。今日はその1

詳しい制度については、それぞれ専門のサイトに行ってください。
私はここで前提となる考え方やこう見ておくといいよ~という解釈をお伝えしたいと思います。

1.健康保険と介護保険は似て非なるものだが、相互に補完しあうもの。

まずは、社会保険としてのこの二つの違いから。
もともとは健康保険しかなくて、2000年に介護保険がスタートしています。
そして、介護保険は健康保険とセットのようになっていて、40歳になってから払うような仕組みになっています。

健康保険は
個人が病気になって医療機関にかかる時に健康保険証を見せると行使されます。
これは、皆さんご存知ですよね!
病気かも?という訴えを聞き、意思が診断して治療する一連の行為に関わる費用を保険で補う仕組みです。

つまり、医療行為を対象に保険が適応されるということです。

では、介護保険にかかわるサービスをどうしたら受けることが出来るか?
介護が必要だと認定を受けて始めて行使できるものです。

では、だれが認定するのか?
決して、主治医ではないのです。
医師の意見書とケアマネージャーと呼ばれる人が調査して審査会で検討後、要介護度を判断し認定を受けます。
詳細はこちらを参考に。

つまり、介護保険サービスは医療行為と切り離されているものなのです。

「介護保険制度では、寝たきりや痴呆等で常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要になった状態(要支援状態)になった場合に、介護サービスを受けることができる。」

あくまで、日常生活の状態で介護や支援の必要の有無を判断して必要な時に受けられるサービスであるわけです。

でも、介護がなぜ必要なったかを辿っていくと、当然、何がしかの病気があるから、日常生活に支障をきたしているはず。なので、主治医の意見が重要になってくる。

そもそも医療行為なしでは、介護はあり得ないのです。

他方、介護保険サービスのお世話になるようになったから、もう健保による医療機関とはこれからは関係ないか・・・
というとそうではなくて、
むしろ、介護支援によって食事摂取、運動機能の維持、服薬がきっちりできているかどうかで治療の効果も変わってきます。

つまり、効果的に医療行為を行う上でも介護はなくてはならない存在でもあるのです。

なので、それぞれが独立した存在でありつつ、常に相互に補完しあっているのです。

それでは、次回はさらに具体的な私の体験を例にして、その違いをお伝えしたいと思います。


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